モルガン・スタンレーがE*TRAにおいて小売クリプト取引を提供する

規制の変化と顧客の需要の高まりが、モルガン・スタンレーにE*TRAのプラットフォーム向けの暗号取引機能の構築を促しました。

最新の規制の変化により、従来の金融機関が暗号通貨に賭けるようになっています。5月1日、グローバル資産運用会社のモルガン・スタンレーがE*TRAのクライアントに暗号取引サービスを提供する計画を立てているとの報道がありました。

ブルームバーグによると、資産運用会社はすでにプラットフォームのための暗号取引機能を構築しています。この機能の計画されたローンチは2026年で、その時には500万人以上の小売クライアント全員が暗号取引を利用できるようになります。

モルガン・スタンレーが他の投資大手と共に小売暗号通貨に参加

この機能は、現在アメリカで承認された暗号ETFやGrayscaleのビットコイントラスト、ビットコイン先物に限定されているE*TRADEの暗号提供を拡大します。この新機能により、暗号スポット取引が可能になり、クライアントは実際の暗号資産を取引できるようになります。

モルガン・スタンレーは、暗号資産に特化した企業と提携し、バックグラウンドで暗号資産を扱うことになる。このプロジェクトには、カストディ、フィアットから暗号へのオンランプとオフランプなどが含まれる。プロジェクトはまだ初期段階にあるため、取引可能な資産についての情報はほとんどない。

主要な金融機関は、規制の変化とユーザーの需要の両方に促されて、徐々に暗号に対して前向きになっています。ドナルド・トランプの就任後、米国の規制環境は暗号にとって明確に有利に変化しました。このため、従来の金融機関は業界に賭けることに対してはるかに意欲的です。

例えば、フィデリティは機関投資家向けにビットコイントレーディングとカストディを提供しており、さらに小売トレーダー向けにフィデリティクリプトを立ち上げています。また、チャールズ・シュワブは現物のビットコインとイーサリアムのETF、そしてその他の暗号資産に関連した商品を提供しています。

E*TRADEはモルガン・スタンレーによる小売ユーザー向けのブローカーおよびトレーディングプラットフォームです。すでに米国株式、ETF、オプション、ミューチュアルファンドなどの投資オプションを提供しています。このプラットフォームの目標は、取引をより簡単でアクセスしやすくすることです。