サム・アルトマンのWorldプロジェクトがアメリカの6つの州でデビューし、Visaカードとともに発表されました。

サム・アルトマンが支援するWorldプロジェクトが正式に米国の6州で開始され、ユーザーは虹彩をスキャンすることでWLDトークンを取得できるようになります。また、Visaとの提携によりカードの発行も計画しています。

4月30日のプロジェクトの公式発表によると、サム・アルトマンが支援するプロジェクトがついにアメリカでデビューします。ただし、現時点ではアトランタ、オースティン、ロサンゼルス、マイアミ、ナッシュビル、サンフランシスコの6つの主要都市でのみ利用可能です。

六つの都市に住むユーザーは、World Appをダウンロードし、身分を確認し、指定されたOrbで虹彩をスキャンすることで、プロジェクトのネイティブトークンであるWLD (WLD)を取得することができます。NVIDIAによって駆動されるこれらのOrbは、特定の地域や、米国全土のRazerストアなどのパートナーの場所に設置されます。

このプロジェクトの虹彩スキャンオーブは、プライバシーの懸念から以前に反発を受けました。これにより、ブラジルや香港のような国々が、個々の顔および虹彩情報を収集・保存しているプロジェクトを調査することになりました。

その結果、プロジェクトはユーザーが自分のユニークな虹彩コードを永久に削除できるようにし、実質的に自分のWorld IDを「未認証」にすることを宣言しました。

過去数日間のワールドコインの価格チャート、2025年5月1日 | 出典: crypto.newsアメリカでのリリースに伴い、プロジェクトはユーザーにデジタルアイデンティティの完全なコントロールが提供されることを約束しました。プロジェクトの「パーソナルカストディ」と呼ばれる機能を通じて、ユーザーの個人データはデバイス上にのみ保存され、プロジェクトのサーバーや第三者に転送されることはないと主張しました。

「高度な暗号システム – 匿名化されたマルチパーティ計算やゼロ知識証明を含む – は、あなたのデータと行動がプライベートに保たれながら、あなたの人間性が確認されることを保証します」とプロジェクトは書いています。

ビザが提供するワールドカード

さらに、プロジェクトは、Visaによって提供されるデビットカードを発行する計画も発表しました。このカードは自動的にWorld Appに接続されます。ユーザーは、Visaカードを受け入れる任意の商人でWLDトークンを使って支払うことができるようになります。

商人はWLDトークンの代わりに法定通貨を受け取ることができ、ユーザーは暗号通貨を現金に換えることなく報酬を使うことができます。

公開されると、確認済みのユーザーは、自分のユニークなWorld IDにリンクされたカードを受け取る機会を得ることになります。

報道時点では、WLDは過去24時間で2.33%下落しています。このトークンの現在の価値は$1.05で、日中の最高値は$1.17に達しました。時価総額は約14億ドルで、日々の取引量は4億6500万ドルです。過去1週間で、このトークンは23.59%上昇しました。